海外旅行がより便利に!ATMから現地通貨を引き出す方法とは?

日本円が使えない海外旅行先では、その国の通貨に両替する必要が出てきます。

両替の方法にはいくつかあり、どれが一番メリットが大きいのかと悩むことも少なくないでしょう。実は、両替する手間をかけなくても、渡航先のATMから現地通貨を引き出すことができるのです。

ここでは、海外のATMを利用して、簡単に現地通貨を引き出す方法を2つご紹介します。

国際キャッシュカードを使う

国際キャッシュカードとは、海外のATMから現金を引き出せるサービスのことです。

日本にある自分の銀行口座からお金をおろす仕組みですが、日本円ではなく現地通貨で引き出すことができます。つまり、両替不要というわけです。

普段使っている銀行が国際キャッシュカードを発行しているのなら、新たに口座を開設する必要はありません。

ほとんどの主要都市にはATMが設置されていますし、なかには24時間利用できるものもあります。渡航先で現金が必要になったときに、いつでも現地通貨を引き出せすことができます。

万が一国際キャッシュカードを紛失してしまっても、すぐに利用停止してもらえるため、防犯面でも安心でしょう。

ただし、国際キャッシュカードの利用には手数料がかかります。この手数料には、両替手数料や事務処理手数料などが含まれているようです。例えば手数料が5%だった場合、1万円分の現地通貨を引き出す際には、500円の手数料が発生します。

これから国際キャッシュカードを新規で作るという方は、手数料が低い銀行を選ぶとよいでしょう。

クレジットカードのキャッシングを利用する

クレジットカードは、普通に買い物で使う以外に、キャッシング機能がついています。

キャッシングとは、簡単にいうとお金を借りることです。

クレジットカード会社としては、ただでお金を貸すわけにはいきませんから、必ず金利が設けられています。カードの種類や利用金額などによって金利は異なりますが、15%~18%ほどが相場でしょう。

例えば金利が18%だった場合、1万円をキャッシングして1ヵ月後(30日)に全額返済したとすると、148円の利息がつきます。

利息の計算は「1万円×18%×30日÷365日=147.9円」です。意外と安いと思われた方も多いのではないでしょうか。

クレジットカードのキャッシングは、国際キャッシュカードと同じように渡航先のATMから簡単にできます。大きな買い物やレストランでの食事などは、通常のクレジットカード払いを利用して、現地通貨がどうしても必要なときにキャッシングを利用する方法がおすすめです。

スリやひったくりが多発している観光地では特に、多額の現金を持って歩き回るのは非常に危険です。クレジットカードが1枚あれば、現金の所持を最小限に抑えられる点がメリットといえます。

海外のATMを使うときの注意点

国際キャッシュカードでも、クレジットカードのキャッシングでも、ATMを利用するごとにATM使用料がかかります。

使用料は1回につき100円~300円ほどですが、利用回数が増えれば増えるほど、その分使用料が積み重なっていきます。

そのため、少額を頻繁に引き出すよりは、ある程度の金額をまとめて1回引き出すほうが、ATM使用料を安く抑えることができるのです。

また、ATMを使うときは、周囲にいる人たちを警戒するようにしましょう。日本は犯罪が少なく安全な国だといわれていますが、海外でも同じような感覚でいると、痛い目にあいかねません。

夜間の使用はできるだけ避けるようにし、ATMの操作中は決してその場を離れないようにしてください。

クレジットカードと併用するのがおすすめ!

国際キャッシュカードやクレジットカードを持っていれば、海外旅行先のATMで簡単に現地通貨を引き出すことができます。

たいていの国では、街中や空港にATMが設置されていますので、両替ショップを探し回る手間を省けて便利に使えます。

ただし、多額の現金を持ち歩くのは危険です。クレジットカード払いとうまく併用して、安全に海外旅行を楽しみましょう。

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