海外でATMから現金を引き出す方法と注意点とは?

海外旅行に行く際には買い物などの場合現金が必要となりますが、現金の国外持ち出しにも法的制限がされている上、大金を持参することは危険も伴います。

そこで、海外でも現金の引き出しが可能な国際キャッシュカードやクレジットカードに頼ることになります。海外では国内と同様にATMを利用することが可能ですが、注意点もあるのでATMの利用法について解説します。

海外のATMの利用方法について

国内と同様に、海外でも銀行や専用の無人ブースのほかコンビニなどにATMが設置されていますが、その他に建物の外壁に備えられた路上のATMも珍しくありません。

いずれも国際キャッシュカードやクレジットカードがあれば現金の引き出しが可能です。

クレジットカードにはVISAやMASTERなどの種類があり、VISAであればPLUSという表記のあるATMで使用できます。MASTERなら、CircusというマークのあるATMで使えます。

ATMの操作方法は国内とほとんど同じと言えるでしょう。

1、まず、ATMのスリットにカードを挿入すると画面に操作の手順が表示されます。

2、次に言語(LANGUAGE)を選びます。日本語の選択肢があれば問題ありませんが、現地語に精通していない限り通常は英語を選択することになるでしょう。

3、英語の指示は最初に引き出し(WITHDRAW)を選択します。クレジットカードで現金を引き出す場合には、CASHINGかCREDITを選びます。 国際キャッシュカードを使うなら、SAVINGSを選択しましょう。PINは暗証番号を意味するので、自分しか知らない4桁の番号を入力します。

4、必要な金額は国内と同じように金額を入力する場合もありますが、50ドルや100ドルなどまとまった金額の中から1つを選ぶ方式も少なくありません。

5、取引修了後、CONTINUEの表示が出たら必ずNOをプッシュして完了したことを確認しましょう。

為替レートによっては、出国前に両替して現金を持参するより海外のATMで手数料を払って出金した方が結果として安上がりとなることもあります。

海外のATMを利用する際の注意点

外貨建ての預金があるからといって、日本の銀行のキャッシュカードを持参しても一般に海外では使用することはできません。

海外の銀行の口座を開設したり国際キャッシュカードを作ったりすれば、キャッシュカードを使うことができます。

海外で使えるキャッシュカードが無くても、VISAやMASTERのマークの付いたクレジットカードがあれば、海外でも現金引き出しに使用できます。

国際キャッシュカードやクレジットカードをATMで利用する場合には、できるだけ昼間に室内のATMを選んで引き出すようにしましょう。

引き出し後はカードと現金を速やかに財布などにしまって他人の目にさらさないようにします。カードをしまう財布にはスキミング防止の薄い金属板を入れておくと良いでしょう。

治安の程度にもよりますが、夜間路上でATMを使用するのは強盗やスキミングの危険があります。また、引き出し後は必ずプリントアウトされた明細を持ち帰り保管することをおすすめします。引き出しの記録として貴重な証拠となります。

さらに、クレジットカードで現金を下ろす場合には、一旦借りる形になるのでカード利用・為替の手数料や利息を支払わなければなりません。

多くの場合、利用手数料はカード会社と現地ATM運営会社の両方に支払うことになります。国内と同様に、利用時間帯によって手数料も異なるので注意しましょう。

キャッシングの場合には利息を免れませんが、せいぜい年利18パーセント程度なので速やかに返済すればさほど負担にはなりません。国際キャッシュカードを使う場合には利息はかからないものの、引き出し手数料や為替手数料は発生するのが通常です。

海外のATMは便利ですがリスクもあることに注意しましょう!

クレジットカードさえあれば、海外に行っても現金の引き出しに困らないので大変便利です。

しかしながら、カードをATMで使用する際に、強奪されたりスキミングされたりするリスクもあることを忘れてはいけません。

海外に出かける前に、予め現地のATMの情報とクレジットカードの使い方を確認しておきましょう。利息を嫌うなら、出国前に海外でも自分の口座から引き出せる国際キャッシュカードを作っておきましょう。

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