連休を華やかに過ごしたい、普段とは違った過ごし方をしたい、と思うとやはり頭に浮かぶのは海外旅行。 でも言葉のわからない国に行くことに不安を抱く方も多く、中でも入国時の手続きは最初のハードルになります。 今回は海外がはじめてという方も、久しぶりすぎてどんな書類を書いたか忘れてしまったという方も、改めて海外旅行に必要な書類について、確認してみましょう。 |
出国前に準備するもの |
一口に海外といっても様々な国がありますが、まずは出国前に準備しておくべきものを確認しましょう。 まず、当然ながらパスポートが必要となります。パスポートは発行まで約2週間ほどかかると見越しておいたほうが良いでしょう。既に取得済みの方については、有効期間のご確認を忘れずにしてください。国によっては、残りの有効期間が僅かだと入国できない場合があります。 続いて、渡航予定の国では入国許可証となる「ビザ」が必要かどうかを確認しましょう。日本人であれば1週間程度の滞在なら不要という国がほとんどですが、アメリカではビザのかわりにESTA、オーストラリアではETASという電子渡航認証システムへの申請登録が必要になります。 これらの申請がされていないと入国はできませんので、注意する必要があります。 |
アメリカとオーストラリアでは別途書類が必要? |
アメリカ本土やハワイに短期で渡航する場合には、ビザは不要ですが電子渡航認証システムであるESTAの登録申請が必要になります。 近年のテロ事件等を受け管理が厳格化し、日本人でもこうした事前登録が必要になりました。登録はESTAの登録サイトから可能で、有効期間は2年間。承認まで最短3日はかかるので、余裕をもって登録しておきましょう。 また、オーストラリア入国に際してはETASという電子渡航許可をしておく必要があります。オーストラリアは移民が多いこともあり、こうしたシステムを設けております。 ESTAもETASもパックツアーではお金を払えば代理申請をしてくれる場合もありますので確認しておきましょう。 |
海外で運転をしたい場合 |
渡航先でレンタカーを借りて運転をする場合に必要となるのが、国際運転免許証です。海外で運転ができると旅行の幅もぐっと広がるため、少しでもレンタカーを借りようと考えている場合にはぜひ取得しておきましょう。 有効期間が1年以上の運転免許証とパスポートがあれば、申請書を記入し、誰でも申請することができます。 また、発行から1年以内であり、かつ日本の免許証が有効期限内であれば、何度海外へ行っても使うことができます。 |
イエローカードとは? |
もし渡航先が、世界保健機関WHOが指定した伝染病感染地の場合には、事前に予防接種を受ける必要があります。 その予防接種を受けたことの証明書となるのが「イエローカード」です。多くはアフリカや中南米、東南アジアの国々ですが、感染症は急に流行する可能性もあるため、渡航前には厚生労働省のHPを確認しておくと良いでしょう。 黄熱や肝炎が主な感染症ですが、予防接種の効果が出るまでに時間を要するものもあります。 また、予防接種は検疫所や保健所、指定の医療機関で受けることができますが、混雑具合によっては予約が取りにくい場合もありますので、渡航が決まり次第速やかに予防接種することを推奨します。 |
機内で配られる書類 |
日本にいる間に書類を準備したら、いよいよ搭乗です。飛行機が目的地へ近づくと機内にて入国に必要な書類が配られます。 通常は入国のための入国カードと税関申告に関する2種類の書類が配られます。入国カードには氏名や性別、パスポートのナンバーを書く欄がありますので、間違えないように正しく丁寧に記載しましょう。 また、税関申告書類は申告の必要がある場合にのみ記入することが多いですが、国によっては申告不要でも提出義務がある場合があります。わからない場合は配られた際にCAに聞いてみると良いでしょう。 |
海外旅行には事前の準備が大切! |
楽しく海外を旅行するには、やはり事前にしっかりとした準備が必要です。 ビザ等、承認までに時間を要する事前登録は早めにしておくことと、書類は丁寧にしっかりと記入することがポイントです。 また、一口に海外といっても国によって必要書類や対応は様々。国際情勢によっても変更が生じる場合があります。渡航先の最新の情報を仕入れ、安全に海外旅行を楽しみましょう。 |